地域学③「中根庭園めぐり」

湖西未来カレッジ

2019年11月11日 11:11

11月4日は地域学【湖西を体験する】の中根庭園めぐりでした。
天気は快晴!気持ちいい〜散策日和です。

新居町には世界的造園家の中根金作氏及び中根庭園研究所が手掛けた公園や庭園が多く点在していて、観賞しながら町歩きすることが出来るのです。
湖西市と合併前の旧新居町時代に20年以上にわたったまちづくりとも言える事業でしたが、長い年月や合併で当時を知る人が少なくなり埋もれていたものを新居町出身のエクステリアプランナーである吉元洋美さんが掘り起こし、まちの宝として調べたり聞き取りをして紹介しています。





この日は朝9時からお昼までの半日コースということでかなり駆け足での庭園めぐりでしたが、中根金作さんが当初より新居の歴史や風土を取り入れて公園の設計をしていたこともあり公園や庭園の説明が自然とこの土地の文化や歴史に繋がっていき、探究心と熱い想いを持った吉元さんの話しは短い時間では全然収まりませんでした。
関所では江戸時代の東海道のこと、親水公園では源頼朝の伝説や平安時代観光名所だったと云われる浜名橋など、行く先々での熱のこもった説明に参加したみなさんも「もっと聞きたいので、また別の機会にぜひ!」と言っていました。






吉元さんは今、湖西市新居・中根庭園を研究する会を立ち上げ、中根庭園研究所の協力も受け、活動を広げているという話しも途中じっくり聞くことが出来ました。
自分が好きなことや面白くてはじめた事も続けて行くのは大変で、仲間を作り話し合い協力していくことで、ひとりでは出来ないことも可能になって課題を解決していけるかもしれません。少しずつですが確実に前に進んでいる吉元さんの活動を体験出来た中根庭園めぐりでした。




最後の休憩で、中根金作と庭園をモチーフに地元の和菓子屋まんじゅやさんで作ってもらった和菓子をいただきました。最近では市外からも中根庭園を観に訪れる人が増えてきているそうです。この和菓子のように町の中にも中根庭園を紹介するものが増えていくと素敵だなと思いました。(尾崎)








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